昔からペットとして人気の高い熱帯魚ですが、最近は種類も増えており、多種多様な個体を店頭でみることができます。
初心者でも簡単に飼育や繁殖を行えるものもあり、愛好者が増えているジャンルであると言えるでしょう。

グッピー

グッピーの特徴

熱帯魚といえばグッピーを思い浮かべるという人も多いでしょう。
大きく美しい尾ひれが特徴的で、それを優雅にゆらして泳ぐ姿がまた美しい熱帯魚です。

種類も非常に豊富であり、コレクターが好む品種であるとも言えるでしょう。
初心者向けの熱帯魚とされていますが、実際環境の変化にも強く、飼いやすいことは間違いありません。

グッピーにかかる購入費用と飼育ポイントなど

国産のグッピーはペアで1000円程度、外国産となるとペアで200円程度のケースも珍しくありません。
しかし割高でで空輸によるダメージや病気を考慮し、国産のものを購入するほうが無難と言えるでしょう。

元気なグッピーは水槽から飛び出すこともありますから、蓋はかならずするようにしましょう。

ネオンテトラ

ネオンテトラの特徴

非情に温和な性格のネオンテトラは、初心者でも飼いやすい熱帯魚の代表と言えるでしょう。同じ水槽の他の熱帯魚に攻撃することもありませんし、

多めに飼えば、水槽内を群有する姿が楽しめます。
多少の水質の変化には耐えられるだけの強靭さも持ち合わせているため、育てやすい熱帯魚と言えます。

ネオンテトラにかかる購入費用と飼育ポイントなど

40匹程度の購入で、1200円程度が相場といったところでしょうか。
エサは毎日1回で、週に一度は水槽の3割程度の水替えを行います。

特に他の熱帯魚より手間がかかるというわけではないので初心者でも安心です。

ラスボラ・エスペイ

ラスボラ・エスペイの特徴

体調は4センチ程度で。淡いオレンジ色が特徴の熱帯魚です。
お腹の部分の模様が黒い線になっており、群雄する際に一直線にならんだ姿が壮観です。

縄張り意識は多少ありますが、基本的に温和な性格のため、ほかの熱帯魚といざこざを起こすこともまずありません。

ラスボラ・エスペイにかかる購入費用と飼育ポイントなど

購入費用は1匹100円程度が相場のようです。水質は弱酸性から中性が要件であり、水温は25度前後がベストです。

東南アジア原産の小型のコイ科の熱帯魚で、弱酸性の軟水でより美しい発色をみせる特徴があります。ただし繁殖難易度は高いため、容易に個体数を増やすことはできません。

ブラックファントムテトラ

ブラックファントムテトラの特徴

体長は5センチ程度で各部位のヒレが大きいのが特徴です。
ブラジル原産で、オスのほうがヒレが大きく優雅です。性格は非常に温和で、群泳や混泳にも適していると言えるでしょう。

ブラックファントムテトラにかかる購入費用と飼育ポイントなど

購入費用は1匹80円程度と安価です。明るめの水草水槽のなかでよく見栄えし、飼育事態が容易なので、初心者向けであると言えるでしょう。

水質は弱酸性から中性が要件となります。繁殖も十分可能な品種であり、ばらまき型産卵形態をとります。

ラミレジィ

ラミレジィの特徴

最近ではふっくらとした体形に品種改良されたバルーンタイプが人気のラミレジィです。
混泳するなかでも、非常に目立つため、アクセントとしては最適と言えるでしょう。

美しい色彩には古くからの愛好者も多く、飼育と繁殖が容易であるため人気が高い品種となっています。

ラミレジィにかかる購入費用と飼育ポイントなど

購入費用は1匹2000円程度と高め。人気のコバルトブルーは3000円以上にもなります。
体長は4センチ程度で、水温は23から26度程度、弱酸性から中性が要件です。

多少攻撃性があるため、極端にサイズの小さい種類との混泳はさけるほうが良いでしょう。
繁殖が可能で、産卵後はペアでの子育てをみることもできます。

トランスルーセントグラスキャット

トランスルーセントグラスキャットの特徴

半透明のナマズという意味の名前です。ナマズのような髭と、骨や内臓が透けて見えるスケルトン仕様の身体が特徴的です。
性格は大きめの身体のわりにはやや内向的で、水草に隠れていることが多いようです。

夜行性であり、非常に温和な性格をしていますから、多種との混泳も問題ありません。

トランスルーセントグラスキャットにかかる購入費用と飼育ポイントなど

購入費用は1匹1000円程度が多く、体長は6センチ程度と比較的大きいのが特徴です。

なんといってもその透明な身体は、水槽のなかでもひときわアクセントとなりますから、チャンスがあれば是非飼育してみてください。
なお、多少酸欠に弱いという特徴があるため、水槽の酸素管理は注意が必要です。