今も昔も、ペットとして変わらぬ人気を誇るのが猫です。そんな猫のなかでも、特に最近人気の高い種類について、購入費用や性格、飼育のポイントなどを見ていきましょう。

あなたもカワイイ猫を飼おうと思っているならば、どんタイプのコが良いか検討してみるのも良いでしょう。

アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアの性格と特徴

陽気で賢く、好奇心が旺盛な性格の猫で、運動能力も高いため、家のなかのあらゆる場所へ移動できます。遊ぶことが大好きで、人間の子どもや他の動物とも比較的仲良くできるため、子どものいる家庭でも問題なく飼うことができます。

飼いやすさと可愛さで１９９０年代に人気に火が付き、以来つねにランキングの上位にいる品種です。

アメリカンショートヘアにかかる費用と飼育ポイントなど

購入費用は１０万円から１５万円程度が平均といったところで、さまざまな毛色がいますが価格差はあまりないようです。
年間のエサ代は３万円程度と平均的ですが、非常に太りやすい体質の個体が多く、エサの管理は徹底しなければなりません。

マンチカン

マンチカンの性格と特徴

猫のダックスフントと呼ばれるマンチカンの特徴は、何といってもその短い手足でしょう。マンチカンは病的に手足が短くなったのではなく、品種として手足が短いため、そのことによって何らかの脆弱さはないと言われています。

性格も好奇心旺盛で、賢く、人懐っこいところがあります。
可愛らしくて飼いやすいため、非常に人気の高い品種といえるでしょう。

マンチカンにかかる費用と飼育ポイントなど

マンチカンは多くの別種と交配が行われてきたため、およそありとあらゆる毛色が存在しています。購入価格は手足が短いほど高価になる傾向がありますが、平均すると１５万円から２０万円程度が多いようです。短足でも運動は得意で、遊び場所はある程度の広さが必要です。

シンガプーラ

シンガプーラの性格と特徴

その姿から、小さな妖精と呼ばれるシンガポール原産の猫です。公認されている純血種のなかでもっとも小さい猫であり、体重は成猫でも２ｋｇ程度と言われています。性格的には非常におとなしく、飼いやすい猫であると言えるでしょう。

その他にもこちらの記事をどうぞ → 一人暮らしで飼いやすいペット５選

シンガプーラにかかる費用と飼育ポイントなど

購入費用は１５万円程度が平均のようです。毛が短く、手入れが非常に楽なので、ブラッシングなどはあまり頻繁にする必要がありません。詳しくは
また、鳴き声が小さく、さらにほとんど鳴かないため、マンションやアパートなどの集合住宅でも問題なく飼うことができます。

ラグドール

ラグドールの性格と特徴

「ぬいぐるみ」という意味の名前を持つ品種で非常におとなしい猫です。多くの猫がむやみに触られることや抱きかかえられることに抵抗感を示すなか、このラグドールは「抱っこ」を好むという特徴があります。

とにかく大らかな性格のようで、猫の「天敵」である人間の子どもすら、警戒しようとしません。

ラグドールにかかる費用と飼育ポイントなど

購入費用は１５万円前後が相場のようです。大型の品種であり、成猫になると１０キロ前後となる個体も珍しくありません。

毛足が長いため、手入れが必要になりますが、元来綺麗好きな猫であり、その性格からブラッシングもあまり嫌がらないので、他の毛長品種に比べればケアは楽になります。

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドの性格と特徴

突然変異で耳が前に折れ曲がった外見をもつ品種で、見た目の可愛らしさと飼いやすさから非常に人気の高い猫です。性格も大らかで、あまり動き回らないため食事も少なめで良いようです。

種類によって毛が長いタイプと短いタイプがいますが、短いタイプは毛があまり抜けないため、これも人気の要因となっています。

スコティッシュフォールドにかかる費用と飼育ポイントなど

購入費用の平均は１０万円から２０万円程度ですが、耳の垂れ具合によっては４０万円以上する個体もあります。純血種は病気にかかりやすく、それだけ治療費がかかることを覚悟しなければなりません。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格と特徴

ノルウェー原産の品種で、寒冷地に対応するため非常に豊かな毛並みをもつのが特徴です。大型の猫で運動能力も優れており、室内で飼うにはそれなりの運動設備が必要になります。性格は意外にも温厚で、我慢強いのが特徴です。

人間や他の猫と遊ぶの大好きで、狩り好きの性格がそのままじゃれ合いにも如実に反映しているといえるでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットにかかる費用と飼育ポイントなど

購入費用は８万円から１５万円程度ですが、室内で飼うのであれば、設備費用はある程度覚悟しなければなりません。

元来屋外で活動することが好きな品種であるため、室内にはそれなりの高低差がある遊び場が必要で、本棚や戸棚などに飛び上がることも珍しくないほどです。